NTTドコモから2014年夏モデルとなるスマートフォンの新商品が発表となった。ハイスペックなフラグシップモデルから個性的なディズニーモバイル、スマホビギナー向けのらくらくスマホまで、バラエティに富んだラインナップがそろっている。

中でも人気になりそうな機種が、ソニー製の「Xperia Z2」とシャープ製の「AQUOS ZETA SH-04F」である。どちらも人気シリーズの最新モデルだけあって魅力的な端末に仕上がっているが、ではどちらがより優れた機種なのだろうか。スペック面から比較してみることにした。

Xperia Z2

AQUOS ZETA SH-04F

Xperia Z2 AQUOS ZETA SH-04F
OS Android 4.4 Android 4.4
サイズ 73×147×8.2mm 74×140×9.3mm
重量 163g 154g
ディスプレイサイズ 約5.2インチ 約5.4インチ
液晶画面解像度 フルHD:1920×1080 フル:1920×1080
ROM/RAM 32GB/3GB 32GB/2GB
CPU 2.3GHzクアッドコア 2.3GHzクアッドコア
バッテリ容量 3200mAh 3300mAh
実使用時間 約79.2時間 約101.7時間
メインカメラ 2070万画素 1310万画素
インカメラ 220万画素 210万画素
4K動画
防塵・防水 △(防水のみ)

両機種を見比べてまず目につくのは、端末サイズとディスプレイの大きさにギャップがあることだ。

AQUOS ZETAはXperia Z2よりもディスプレイが0.2インチ大きいにも関わらず、縦の長さが7mmも小さい。スマートフォンでの7mmは印象としてかなり違う。なぜそんなことが可能なのかというと、AQUOSシリーズならではの狭ベゼル技術によるもの。ディスプレイの"縁"を極限まで細くすることで、ディスプレイは大きくても端末サイズをコンパクトに収めることができるのだ。「スマホはコンパクトな方がいいけど、ディスプレイはできるだけ大きい方がいい」というのであれば、AQUOS ZETAはかなり魅力的だ。

ただし、横幅と厚みはAQUOS ZETAの方が1mmほど長くて厚いので、単純にAQUOS ZETAの方がXperia Z2よりも一回り小さいというわけではないことには注意したい。両者はもともとの形が違うのだ。