PFUは21日、「SnapLite(スナップライト) PD-SL01」を発表した。通常時はデスクライトだが、iPhoneをセットするとiPhoneのカメラを利用したスキャナとして使用できる。受注開始は21日で、販売開始は28日。価格は税込12,800円となっている。
iPhoneには無料の専用アプリ「SnapLite」をインストールし、SnapLite本体上面にセットすると、iPhoneをスキャナのように使用できるというもの。SnapLiteの前方に撮影したい原稿を置いて、iPhoneのカメラ機能で撮影する。原稿の準備ができたら、SnapLiteスタンド部分の「光るリス」マークをタッチしてスキャン(撮影)という動作。
SnapLiteとiPhoneは自動でBluetooth接続され、撮影モードになると、SnapLiteの照明が撮影に適したものへと移行する。また、SnapLiteからは、原稿を置く範囲を示す赤いレーザーが設置面に照射され、赤枠の内側が撮影範囲であることを示す。撮影された画像は、iPhoneのカメラロールに自動で保存される。
専用アプリでは、撮影した画像を自動でトリミング、傾き補正する。撮影範囲に入りきらない大きなサイズの原稿でも、「合成モード」を使うことで、2回に分けて撮影した画像を自動で1つの画像へと合成してくれる。iPhoneのカメラ機能を利用しているので、通常のスキャナと異なり、立体を取り込むことも可能だ。
SnapLite本体は暖色と白色、2色のLEDライトを搭載。SnapLiteアプリを使って、iPhoneからLED色の切り替えや明るさの調整(5段階)を行える。本体の背面には充電用のUSBポート(5V2.1A出力)を備え、iPhoneなどの急速充電やiPadの充電に対応している。
本体サイズはW75×D158×H360mmで、重量は650g。読み取り範囲はA4サイズ(210×297mm)。照明は暖色2,700Kと白色5,000KのLED各1個。iPhoneとの接続はBluetooth 4.0で行う。専用アプリの対応機種はiPhone 5/5c/5sで、対応OSはiOS 6.0以上。
本製品は治田将之氏と青木亮作氏の2人からなるクリエイティブユニット「TENT」がデザインを担当した。