ビー・エム・ダブリューは21日、東京・丸の内の「BMW Group Studio」にて、「ニューBMW 4シリーズ グラン クーペ」製品発表記者会見を実施した。

記者会見にて披露された「ニューBMW 4シリーズ グラン クーペ」

「ニューBMW 4シリーズ グラン クーペ」は、BMW初となるプレミアム・ミドル・クラスの4ドア・クーペ・モデル。美しいクーペ・スタイリングと卓越したドライビング・ダイナミクス、4ドア・モデルの優れた機能性を高次元で融合させたという。

ルーフラインは2ドア・クーペと比べて112mm延ばされ、優美さが強調されたエレガントなデザインに。室内空間はスタイリッシュかつスポーティな雰囲気で、ラゲージ・ルーム容量は2ドア・クーペより35リットル拡大され、480リットルを確保した。前後重量配分を約50対50とし、フロント・セクションに「4シリーズ」専用のボディ強化対策を施すなどにより、突出した運動性能や俊敏なハンドリング、優れた走行安全性を実現。「衝突回避・被害軽減ブレーキ」「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」「BMW SOS コール」「BMW テレサービス」などが標準装備となっている。

記者会見に出席したアラン・ハリス氏

記者会見にはビー・エム・ダブリュー代表取締役社長、アラン・ハリス氏が登壇。「4シリーズ グラン クーペ」について、「革新的なコンセプトを持ち、目を見張るデザイン、そして非常に高いレベルの機能性・実用性を兼ね備えたこのモデルを導入することで、日本のプレミアム・ミドル・クラス・セグメントにおいてさらなる成功を収めるものと考えています」と紹介した。

この新モデルの導入で、BMWのプレミアム・ミドル・クラス・セグメントにおける「究極のモデル・ラインアップ」がそろうことにも言及。「戦略的に非常に重要な商品。プレミアム・ミドル・クラス・セグメントは我々のビジネスの屋台骨であり、単に販売台数を増やすということだけでなく、新たなブランドイメージ形成へと誘うものであります」と、アラン・ハリス氏も期待を寄せていた。

「ニューBMW 4シリーズ グラン クーペ」は6月21日から、全国のBMW正規ディーラーにて販売開始。BMWのクーペ・モデルで初めて、「xDrive」を搭載した「ニューBMW 420i グラン クーペ xDrive」も設定されるとのこと。車両本体価格は、8速ATのモデルが516~590万円、8速スポーツATのモデルが627~803万円。

「ニューBMW 4シリーズ グラン クーペ」製品発表記者会見