おいしいハンバーガーの気になるカロリーは……

外食は楽しい。「たまの外食だから」と浮かれて食べすぎてしまうこともあるだろう。となると、気になるのはカロリーだ。カロリーをメニューに記載しているレストランやチェーン店も増えてきたとはいえ、すべての飲食店がそのような対応をしているわけではない。摂取カロリーが可視化できないことが食べすぎを助長している可能性もある。それでは、ふだん街中でよく見かけるファストフードメニューは一体、どれぐらいのカロリーがあるのだろうか。マクドナルドで検証してみた。

あまり知られていないかもしれないが、マクドナルドはホームページ内においてアレルギーや栄養に関する情報を提供している。今回は、その中の栄養成分一覧表を参考に、マクドナルドのカロリーが高いバーガートップ5を紹介する(カロリーは1個当たり・メニューおよび栄養成分は5月14日時点)。

1位: 「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」(828kcal)

2位: 「メガマック」(776kcal)

3位: 「メガマフィン」(701kcal)

4位: 「クォーターパウンダー・チーズ」(559kcal)

5位: 「ビッグマック」(557kcal)

最もハイカロリーなバーガーは、通常のビーフパティの約2.5倍もある「1/4ポンドビーフパティ」を2枚使用した「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」。ポテトのMサイズ(454kcal)をプラスしたら、それだけで1,282kcal。日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要 によると、このカロリーは身体活動レベルが普通の18~49歳の男性が、1日に必要とするエネルギー量(推定2,650kcal)のおよそ半分にもあたる。

また、文部科学省が公表している「五訂増補日本食品標準成分表」によると、油で揚げてある即席カップ麺の可食部100gあたりは448kcal。通常サイズの即席カップ麺は100g以下のため、カロリーは448kcalを下回るケースが多い。そのため、「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」はカップ麺2個分、もしくはそれ以上のカロリーに相当するといってよさそうだ。

カロリーを気にしている人で、どうしても「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」が食べたいという場合は、単品にしたり、「サイドサラダ」を付けたりするなどの工夫をしたほうがいいかもしれない。

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