5月16日より世界各国で一斉に公開された特撮怪獣映画・ハリウッド版『GODZILLA』(日本公開は2014年7月25日)の続編の制作が早くも発表された。
本作は、全世界で2億ドル(約200億円)の興行収入を記録しており、これを受けてワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズは続編の制作を発表。レジェンダリー社の社長兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるジョン・ジャシュニ氏は、Variety.comに「恐らくがっかりすると予想していた人たちが喜んでくれたという状況以上に良いものはない。エコシステムが整備されてから、物語が勝手に進み始めた。とても友好的なものだ」と話している。
ソニー製作で進められ、興行的に伸び悩んだ1998年『GODZILLA』以来となるハリウッド版『GODZILLA』だが、当初は懸念の声が飛び交っていた。しかし、今回の予想を上回る結果から、ワーナーとレジェンダリーの両社は、この新作と続編によりシリーズ化できる可能性も見出しているという。ジャシュニ氏は、両社がこの興行収入における素早い成功が、前作の失敗からの"リブランディング"と"再構築"によるものだと続けている。「ティファニーのような形でこの作品をリブランドして再構築することが我々にとっての当初の目的だった。今はこの週末の結果を存分に生かそうとしている」
『GODZILLA』は、日本が誇る特撮作品の『ゴジラ』が、ギャレス・エドワーズ監督とハリウッドの超一流スタッフによって新たに制作された。主演には『キック・アス』の若手実力派・アーロン・テイラー=ジョンソン、1954年の第一作『ゴジラ』の精神を受け継ぐ科学者役に渡辺謙、さらにエリザベス・オルセン、ジュリエット・ビノシュ、サリー・ホーキンス、デヴィッド・ストラザーン、ブライアン・クランストンなど豪華出演陣が名を連ねている。
先週末に全米で約9,300万ドル(約94億円)の収益をあげた本作は、さらに1億300万ドル(約103億円)の世界興行収入を打ち出している。
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