TOTOは6月2日、幼児用(男児)の小便器専用おだれ陶板「ハイドロセラ・フロアキッズ」を発売する。
同社ではこれまで、尿が垂れやすい男性用小便器下の床材として、独自の光触媒技術「ハイドロテクト」を使用した「ハイドロセラ・フロア」シリーズを展開してきた。ハイドロテクトは、光触媒作用によりハイドロセラ表面に活性酸素が発生。抗ウイルス・抗菌金属とともに有害なウイルスや臭い、汚れなどの原因である菌を抑制する効果がある。
そのハイドロテクトを用いた「ハイドロセラ・フロアキッズ」は、TOTOの幼児用小便器との組み合わせ専用品として設計された、初めてのおだれ陶板。小便器の下に配置して用いる。セラミックタイルなので、トイレ用洗剤にも強く、尿などの汚れも染み込まない。メンテナンスは水ぶきで十分だという。
デザインは子ども用トイレの明るくかわいい空間づくりに適したもので、フットマークは「あひる」「うま」「いぬ」「ぶた」「マーク無し」の5種類、色は「ホワイト」「グレー」「ベージュ」の3色から選べる。
幅は450mmで、大人用より狭い幼児用小便器の設置間隔に対応している。厚さ5mmの薄型タイプであるため、既存床の上から直接張っても、大きな段差はできにくいとのこと。
希望小売価格はフットマーク有りは2万7,000円、フットマーク無しは2万5,000円。いずれも税別。