LGエレクトロニクス・ジャパンは20日、4K(3,840×2,160ドット)対応のSmart TV「LA9650」をはじめとする計3シリーズを発表した。発売は5月下旬。価格はオープンで、55型「55LA9650」の市場想定価格は税込310,000円前後。

LA9650シリーズ

液晶パネルには独自の4K IPSパネルを採用。進化した超高画質エンジン「Tru-ULTRA HDエンジン」は、「フォーマット分析」「2K(1,920×1,080ドット)超解像映像生成」「4Kアップコンバート」「4K超解像映像生成」の4ステップを経て、ハイビジョン放送やDVDコンテンツを4K映像にアップコンバートする。バックライトはエッジ型LED。

55LA9650

動画圧縮規格HEVC(H.265)対応デコーダーを搭載しており、外付けのHEVCデコーダーなしで4K映像を楽しめる。ただし、4K放送の受信には別売のチューナーが必要になる。

サウンド面では2.1ch 5スピーカーを搭載。フロント部にはミッドレンジスピーカー2基、ツィーター2基、背面にはウーファー1基を内蔵している。合計出力は30W。臨場感や没入感を追求した高音質サウンドモデルとなった。

また、直感的に操作し、コンテンツを選べる「webOS」を新しく搭載した。webOSの搭載により、「スマートホーム」機能も加わった。映像を見ながら次の操作ができるほか、過去に見たコンテンツを表示する「ヒストリー」機能などを用意する。前モデルに引き続き「マジックリモコン」「音声認識」など、操作性を重視した機能も備わっている。

LA9650シリーズは55型のみ。サイズはW1,234×D50×H790mmで、重量は24.6kg(どちらもスタンド含まず)。消費電力は190W。地上/BS/CS110度チューナーを2基搭載。Wi-Fi機能を内蔵する。接続端子はHDMI×3、USB×3、有線LAN×1、コンポーネント映像入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン出力×1を備えている。HDMI端子は4K/60pに対応する。

LB6700シリーズとLB6500シリーズ

LA9650シリーズの下位モデルとしてLB6700シリーズとLB6500も発表された。LB6700シリーズは55型「55LB6700」、47型「47LB6700」、42型「42LB6700」の3モデル。価格はオープンで、市場想定価格は、55LB6700が税込200,000円前後、47LB6700が税込160,000円前後、42LB6700が税込120,000円前後となっている。LB6500シリーズは60型「60LB6500」、32型「32LB6500」の2モデル。価格はオープンで、市場想定価格は60LB6500が税込230,000円前後、32LB6500が税込85,000円前後となっている。

両モデルとも液晶パネルにはLA9650シリーズと同じく広視野角のIPSディスプレイを採用している。画素数は1,920×1,080ドットでバックライトは直下型LED。画質エンジンは「トリプルXDエンジン」だ。LB6700シリーズのスピーカーはフルレンジスピーカー2基とウーファー1基の2.1chで、最大出力は24W。LB6500シリーズのスピーカーはフルレンジ2基の2chで、最大出力は20Wとなっている。

55LB6700

60LB6500