三陽商会は19日、英国の高級ブランド「バーバリー」のライセンス契約を2015年春夏シーズンで終了すると発表した。
同社は、バーバリーのライセンサーである英国バーバリー・リミテッドとバーバリー・ジャパン(以下、バーバリーグループ)および共同ライセンシーである三井物産と協議の結果、合意した。
「バーバリーロンドン」の婦人服ならびに紳士服については、2015年春夏シーズンで販売を終了する。三陽商会がグローバルコレクションを販売しているバーバリー子供服については、2015年春夏シーズン終了後に事業をバーバリーグループへ移管する。
若い世代向けの「バーバリー・ブルーレーベル」と「バーバリー・ブラックレーベル」については、新たにライセンス契約を結び、バーバリーの名前は使わず「ブルーレーベル」「ブラックレーベル」を主なブランド名とし、事業を継続する。これら2つのラインは現在のブランドコンセプトを継承し、商品の企画・製造・マーケティング・販売は従来と同じ体制の下、三陽商会が引き続き行う。
同社は1965年、バーバリーコートの輸入販売を開始。1970年にバーバリーグループよりライセンス供与を受け、日本国内で同ブランドの販売を行ってきた。
なお、今回の合意による2014年12月期業績に与える影響は軽微であり、現時点での業績予想の修正はないとしている。