私の彼氏は、男なのに私より小食。私より方向オンチ。私よりインドア派だし、私より泣き虫……。ていうか、私って男らしいなー!! 今回はマイナビニュース会員のうち女性200名に、「女性が男性に抱きがちな幻想」とはどんなものか考えてもらった。
Q.「女が男に抱きがち」だと思う幻想を教えてください。
■男は頼りにならない?!
・「いざというときには頼れる: 人それぞれなので、それを皆に当てはめて考えていると、がっかりすることもあるから」(30歳女性/食品・飲料/事務系専門職)
・「いつでも引っ張って行ってくれると思っている: 旅行やデートなど、常にリードしてくれると思いがちだし、理想だから」(27歳女性/医療・福祉/専門職)
・「女性を守ってくれる: 弱い男子の方が増えているので、幻想になりつつある気がする」(30歳女性/学校・教育関連/技術職)
・「いざというときに守ってくれる: いざというとき頼れるのは自分」(25歳女性/金融・証券/事務系専門職)
■虫退治の悲劇
・「女より強い: 虫とか退治してほしいのに、全然ダメだったりする」(27歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「虫退治してくれる、テレビとかの配線がすぐできる: 自分より虫にキャーキャー言う男を見たとき幻想だと思った」(23歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「力仕事や虫の退治は任せられる: 男だから虫が平気とは限らないし、力仕事も男でも向き不向きがある」(26歳女性/学生/技術職)
■男らしさへの幻想
・「強い: 結構泣き虫、ナイーブ」(22歳女性/医薬品・化粧品/営業職)
・「ワイルド: そうでもないと思います」(28歳女性/その他/その他)
・「いつでも男らしい: 女々しい部分を見ると引くから」(30歳女性/その他/クリエイティブ職)
・「おおらか: 希望も込めている」(31歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「男は人間関係がさっぱりしている: 女が男になりたい理由は大体これだから、私の男友達はほぼ人間関係で悩んでいる人ばかり」(25歳女性/学生/その他)
■フィジカルへの幻想
・「たくましい: 願望だから」(40歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「お姫様抱っこくらいみんなできるだろうと思っている: 少女漫画の影響」(27歳女性/その他/その他)
・「力持ちで守ってくれる: つい男の人だから力があるはずと思っていたら、人による事がわかったから」(31歳女性/生保・損保/秘書・アシスタント職)
・「頼れる: 瓶のふたなど開けられない時頼んだら、私より開けられなかった人いたので……」(41歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「自分のために体を張ってくれる: 重労働なことを率先してやってくれるものだと思っているが、案外やってくれない」(33歳女性/アパレル・繊維/クリエイティブ職)
■「白馬の王子様」願望
・「いつか王子様が迎えにきてくれると待っている: よく聞くから」(25歳女性/運輸・倉庫/営業職)
・「う~ん? 理想的な男性がどこかにいるとは思いがちな気がします: 高収入、高身長、顔もかっこよくて優しくて…ドラマや漫画の世界にはこんな人もよく出てきますもんね」(22歳女性/その他/その他)
・「ロマンチックな言葉: 期待しても言われないから」(29歳女性/医療・福祉/専門職)
・「少女マンガなどでのきゅんとするセリフをいつか言われてみたいと思っていること: 少女漫画であるような臭いセリフは、2次元でのイケメンが言うからいいのであって、現実の男が言っても逆に引いてしまうから」(20歳女性/学生/専門職)
■機械ものが得意?!
・「男性の全てが機械や大工仕事が得意: 彼氏がそうじゃなくてがっかりという話を女友達からよく聞くので」(27歳女性/情報・IT/技術職)
・「機械系に強い: テレビやパソコンは男性なら普通になおせるものだと思い込んでいる」(30歳女性/マスコミ・広告/秘書・アシスタント職)
・「運転がうまい: 下手なひと、運転できない人が割と多い」(27歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「車の運転がうまい: 一般的に男性の方が空間認知能力にたけているので、そう期待してしまうけど、ダメな人もいる」(26歳女性/金融・証券/事務系専門職)
■総評
女性が抱きがちな男性への幻想、"男らしさ"に関わる声が多く寄せられた。女性たちがいろいろな男性と知り合った中で、マンガや映画の中の理想的な男性イメージとはだいぶ異なる実態が分かったようだ。
一番多かったのは「頼れる」「女性をリードしてくれる」「女性を守ってくれる」、そんな頼もしい男性像は幻想だ、という声だった。「そんな強い男は実際なかなかいない」「実際は女性の方が腹が据わってる」「頼れるのは自分」なんて、一体どんなガッカリ体験をしたのか聞いてみたい……。ひとつの例として、虫を退治してくれると思ったのに、自分よりキャーキャー騒いでいた、というエピソードもあった。男性は虫に強い、というのはあくまで女性の希望のよう。
精神面では、男性だからといってさっぱりもしていないし、女々しいナイーブな面もある、という指摘は間違いないだろう。女性の方がずっとずうずうしかったり……。また、女性よりは筋力が強く、肉体的に優位というのも「人による」という声が並んだ。女性の憧れの「お姫様抱っこ」は、まあ女性側の体重の問題もあるだろうが、期待薄らしい。固いビンのふたが開けられなかった男性もいたようだ。
よく口にされる「白い馬に乗った王子様が私のことを迎えに来てくれる」、これは幻想の最たるものらしい。女性たちも「本当にいたらいいけど……」と残念そうだが、現実に王子様はいないということをしぶしぶ認めていた。また、ロマンチックな言葉や愛のささやきなども、現実の男性はあまり言ってくれない、という意見があった。これは日本人男性特有の照れもあるかもしれない。
男性なら、配線や車の運転も軽くできて当たり前……これも「違う」という声が多かった。そうであってほしい、という女性の期待が高い部分ではあるが、残念ながら機械オンチや運転下手の男性もいる。女性も、あまり男性に甘えて頼りきりにせず、しっかり自分でパソコンや家電の取扱説明書を読め、ということかもしれない。
(文・アリウープ 中嶋絵里)
調査時期: 2014年4月10日~2014年4月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません