マルエツ、カスミ、イオン、丸紅の4社は19日、マルエツ、カスミおよびイオンの連結子会社のマックスバリュ関東(以下、MV関東)による「首都圏におけるスーパーマーケット連合」(以下、首都圏SM連合)の創設について、具体的な検討を開始することで合意したと発表した。

4社は、同連合の第1フェーズとして、2015年3月までに、イオンと丸紅が出資するマルエツ、イオンが出資するカスミ、MV関東の3社による共同持株会社の設立を計画。2020年を目途に首都圏における売上高1兆円、1,000店舗体制の構築を目指し、今後具体的な検討を進めていくという。

首都圏SM連合に関する組織と出資関連図(出典:イオンWebサイト)

マルエツ、カスミおよびMV関東は、首都圏を基盤とするスーパーマーケット企業として、これまで培ってきた商品開発ノウハウやプロセスセンター等の既存ネットワークを発展させ、同連合の成長と企業価値向上を図る。

イオンは、プライベートブランド「トップバリュ」や商品調達力、グローバル調達網、IT・物流網、クレジットカードや電子マネー、ATMといったインフラ等を提供し、同連合の成長と企業価値向上を目指す。

丸紅は、総合商社として保有する経営ノウハウ、国内外の原材料・商品情報、グローバルな商品調達ネットワークや卸機能等を提供し、多様化する生活者のライフスタイルに合わせた商品を開発・供給することで、同連合の成長と企業価値向上を図るという。