日本ヒューレット・パッカードは19日、液晶画面を回転させることによって4種類のモードを使い分けられるノートPC「HP Pavilion x360」を発表した。5月下旬より発売し、価格はオープン、店頭予想価格(税別)は65,000円前後。
液晶ディスプレイが360度回転する機構を搭載したノートPCで、米国で先行して発売されていたが、日本国内への投入が正式に発表された。利用シーンに合わせて4種類の形態で固定でき、通常の「ノートブックモード」のほか、「スタンドモード」、「テントモード」、「タブレットモード」への変形が可能。
トップカバーは滑らかな質感のソフトタッチペイント仕様で、パームレストにはつや消しアルミ素材を採用した。キーボードは浮き石型で、キーピッチが約18.9×18.9mm、キーストロークが約1.5mmだ。キーボードはノートブックモード以外は自動で無効になる。
スピーカーを底面前部に配置し、「BeatsAudio」による迫力ある重低音サウンドを鳴らす。ストレージに500GB+8GB NANDフラッシュのハイブリッドHDDを採用したことにより、PCの起動/シャットダウン速度が約60%スピードアップしたという(HP調べ)。
そのほか主な仕様は、CPUがIntel Celeron-N2820(2.13GHz)、メモリがDDR3L-1066 4GB(4GB×1)、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)。ディスプレイはタッチ対応11.6型ワイド液晶で、解像度は1,366×768ドット。OSはWindows 8.1 64bit版。
主なインタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、USB 3.0×1、USB 2.0×2、HDMI×1、SDメモリーカードリーダ、約92万画素WEBカメラ、マイク入力/ヘッドホン出力など。センサー類として、加速度センサー / デジタルコンパス / ジャイロセンサーを内蔵する。バッテリ駆動時間は約4.5時間。本体サイズは約W308×D215×H21.9mm、重量は約1.5kg。