SwarmはFoursquareの新しいアプリとなり、今月1日に計画を発表していた。今回バージョン1.0が公式リリースされた運びとなる。
2009年に登場したFoursquareは、チェックインして特定の場所にいることを知らせるソーシャルと位置情報を組み合わせたアプリだ。Foursquareによると、ユーザーが最も良く利用するのは”どこに行くのか”と”近くに誰がいるのか”の2つの体験で、Swarmは後者の体験を提供するものとなる。
Swarmは軽量、モダンなインターフェイスを持ち、近くに誰がいるのか、自分がどこにいるのかをこれまで以上に高速に共有できるという。チェックインの手間を大幅に簡素化し、1度スワイプするだけでチェックインできるようになった。チェックイン時に感情を表現できるステッカーも無料で提供するほか、チェックイン時に一言書き加えることもできるという。また、友達の場所が一元的に分かる「Neighborhood Sharing」も導入。追跡機能により最新の位置情報が定期的にアップデートされるという。これにより、近くにいる友人をタイムリーに発見できるようになる。
また、「Plan」といわれるイベント機能も導入した。「〇〇に行くけど、いっしょに来る人?」といったメッセージを作成すると、友人は参加ボタンにより参加の意思表示ができるというものだ。このような機能により、"どこにいるのか""いまから何するの?"など別途テキストメッセージで確認する必要がなくなるとしている。
ステッカーはチェックイン要件をクリアすると、利用できる種類が増えるという仕組み。Foursquareの特徴であるメイヤー機能(チェックイン回数が最多のユーザーに付与される称号)については「Mayors 2.0」となり、コミュニティ単位で付与されることになる。
現在はiOSとAndroidのみで、日本語にも対応している。将来はWindows Phoneアプリも公開予定という。
Foursquareは同時に、オリジナルのFoursquareについてもリニューアルした最新版を夏までに公開する。たとえば、ローカル検索を強化してパーソナライズ機能を加えたり、スポット発見にフォーカスなどの特徴が加わる予定としている。