ソニーは5月16日、デジタルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」の新モデル「DSC-RX100M3」を発表した。発売は5月30日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は88,000円前後(税別)。

「サイバーショット DSC-RX100M3」

コンパクトデジタルカメラながら1型CMOSセンサーを搭載するモデルで、2012年6月に発表された「DSC-RX100」2013年6月に発表された「DSC-RX100M2」に続く「RX100」シリーズ第三弾。

コンパクト機としては大きな1型CMOSセンサーを搭載

新たにEVFを内蔵した

新たな特徴として、レンズにバリオ・ゾナーT* 24-70mm F1.8-2.8を搭載。従来モデルの良いところはそのままに、焦点距離が24~70mm相当(35mmフィルム換算時)と広角により強くなったほか、広角側でF1.8、望遠側でF2.8と明るいレンズのため、ボケを生かした撮影や暗所での撮影時に便利だ。

新たな特徴の2つめとしては、従来は外付け対応だったEVF(電子ビューファインダー)を本体に内蔵。サイズは0.39型、表示画素数は144万ドットだ。ファインダーを覗くと自動的に液晶モニター表示からファインダー表示に切り替わるアイセンサーを搭載しており、すばやい撮影が可能となっている。

そのほか、高画質な動画フォーマットであるXAVC S、Wi-Fi(無線LAN)接続などにも対応。新たに対応したXAVC Sは、「サイバーショット」シリーズとしては初めての採用となる。なお、NFC(Near Field Communication)機能も搭載しているので、対応スマートフォンを本機のNFC部分にタッチするだけで簡単に接続が行われる。背面モニターは上方約180度・下方約45度まで可動し、ローポジションやハイポジションでの撮影を行いやすい。

背面の液晶モニターは上に約180度、下に約45度のチルトが可能

主な仕様は、撮像素子が有効約2,010万画素の1型Exmor R CMOS(裏面照射型)センサーで、レンズが焦点距離24~70mm(35mmフィルム換算時)の光学2.9倍ズーム、開放F値がF1.8~F2.8、対応感度がISO125~ISO12800(拡張設定でISO80/100、ISO25600も利用可能)となっている。背面のモニターは約122.9万ドット・3型の液晶方式。

記録メディアはメモリースティック デュオ/PRO デュオ(High Speedタイプ含む)/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(Mark2含む)、SD/SDHC/SDXCメモリーカード、microSD/SDHC/SDXCメモリーカードが利用可能で、記録形式は静止画がJPEG、RAW、動画がXAVC S、AVCHDおよびMP4、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)/60pとなっている。付属バッテリーの撮影可能枚数は約320枚(液晶モニター使用時)。

サイズはW101.6×D41×H58.1mm、重量は本体のみで約263g、バッテリーとメモリースティック デュオを含む状態で約290g。

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