富士通から14日に発表された女性向けPC「Floral Kiss(フローラル キス)」(LIFEBOOK CH75/R)。「わたしの好きなわたしになれる」をコンセプトに、20代~30代の働く女性の憧れを実現するPCとして展開する。発売は6月6日の予定。価格はオープンで、店頭予想価格は税込190,000円強だ。

2012年に発表された第1弾に続き2014年の新モデルも、富士通社内の女性チームが中心となって開発。「女性が持ちたくなるPC」にこだわったというFloral Kissの試用機を、写真多めで紹介していこう。

Floral Kiss(LIFEBOOK CH75/R)

■主な仕様   [製品名] Floral Kiss LIFEBOOK CH75/R   [CPU] Intel Core i5-4200U(1.6GHz)   [メモリ] 4GB   [ストレージ] 約500GB SATA HDD   [光学ドライブ] DVDスーパーマルチ   [グラフィックス] Intel HD Graphics 4400(CPU内蔵)   [ディスプレイ] 13.3型ワイド(1,920×1,080ドット、タッチ対応)   [OS] Windows 8.1 Update 64bit   [店頭予想価格] 税込190,000円強  

天板はバイカラー。カラーは赤×ベージュ、白×茶

Floral Kissでまず目を惹くのがバイカラーの天板。バイカラーとは2色を組み合わせた配色のことで、女性用のワンピースや靴のデザインなどによく採用されている。天板の配色は赤×ベージュ、白×茶の2色。カラーの組み合わせで2モデルを用意する。赤×ベージュは華やかな印象、白×茶はシックな印象だ。

赤×ベージュではかなり鮮やかで明るい赤色が採用され、「オシャレ」や「キレイ」などファッションを中心としたイメージ付けがなされている。一方白×茶では光沢感のある薄い焦げ茶色が採用され、「スキル」や「仕事」など大人びた女性がイメージされている。ちなみに天板部はオシャレなイメージとは異なり、意外にも約200kgf荷重に耐える堅牢性を備えている。

こちらは赤×ベージュ。天板のバイカラーは上がベージュ、下が鮮やかな赤色だ

こちらは白×茶。赤×ベージュに比べるとシックな印象を受ける

クラッチバッグ形状の開閉部

天板中央上部には、愛称であるFloral Kissのモノグラムデザイン「FK」の金色ロゴを配置。開閉部は前モデルで好評だったというクラッチバッグ形状を採用し、爪が長い女性や、ネイルを施した女性でも余計な力を入れず開閉できるようになっている。また、天板を開いた後の可愛さにもこだわり、液晶ベゼル部にはラメが施され、標準の壁紙は「FK」ロゴによる幾何学デザインとなる。

天板中央の上部(開閉部分)には、Floral Kissのモノグラムデザインである「FK」ロゴ。金色で上品な印象

前モデルに引き続き、開閉部はクラッチバッグ形状でネイルや爪の長い女性でも開けやすい仕様となっている

開いた後もベゼル部のラメや標準壁紙の幾何学デザインが現れ、細部まで「女性向けPC」の世界観が貫かれている

電源ボタンとステータスLEDには多面カットのビジュー

キーボードはテンキーを排除した86キーJIS配列。かな表記を省いた独自フォントの英字表記キーを採用し、最上段の[Fn]キー列は天板カラーに合わせた、赤や茶のキーを採用し差し色としている。ストロークは約1mm、キーピッチは横19mmで、打鍵感は少し反発が弱く感じるが、おおむね同社製ノートPC「AHシリーズ」のキーボードの感覚に近い。

タッチパッドは小さく、クリックボタンがパッド部から独立して配置されている。電源ボタンとステータスLEDには、これも天板カラーに合わせた色の多面カットビジューがあしらわれる。

赤×ベージュモデルのキーボード

白×茶モデルのキーボード

電源ボタン・LEDステータスボタンには多面カットのビジューをあしらっている