日本ヒューレット・パッカードは15日、10.1型WUXGA(1920×1,200ドット)液晶を搭載するWindows 8.1タブレット「HP ElitePad 1000 G2」シリーズと、「HP Pro Tablet 610 G1」の2モデルを発表した。直販価格(税別)は55,000円より。

HP ElitePad 1000 G2シリーズ

WUXGA(1920×1,200ドット)表示に対応する10.1型液晶を搭載するタブレット端末。OSはWindows 8.1で、Wi-Fiモデル / auモデル / docomoモデルを用意。auモデルとdocomoモデルにはLTE通信モジュール(GPS付き)を内蔵しており、対応周波数帯はauモデルが800MHzと1.5GHz、docomoモデルが800MHzと1.5GHz、2GHz。Wi-Fiモデルは、ストレージ容量によって64GB SSD(eMMC)モデルと、128GB SSD(eMMC)モデルがある。6月下旬より発売し、直販価格(税別)はWi-Fiモデルが69,000円より、auモデル / docomoモデルが114,000円より。

HP ElitePad 1000 G2シリーズ

ガラス面に剛性の高い「Gorilla Glass 3」を採用。米軍の調達基準となる「MIL-STD-810Gテスト」をクリアする堅牢性を備える。従来モデルよりもディスプレイ反射を12%削減し、輝度を8%アップ。屋外の使用でも液晶が見やすくなっている。バッテリ駆動時間は約13時間。

Wi-Fiモデル(128GB SSD)の主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3795(1.59GHz)、メモリが4GB LPDDR3-1067MHz。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n(Broadcom Dual Band Wireless-N 43241)、Bluetooth 4.0 LE、センサー類は加速度、デジタルコンパス、ジャイロ、周辺光、バイブレーター。

主なインタフェースは、2.1Mピクセルのインカメラ、8Mピクセルのアウトカメラ(LEDフラッシュ付き)、microSD/SDHC/SDXCスロット、マイク入力/ヘッドホン出力コンボポート、システムコネクタなど。TPM1.2およびTPM2.0準拠(Intel Platform Trust Technology)のセキュリティチップも内蔵している。

本体サイズはW261×D178×H9.2mm、重量は約650g。OSは、64GB SSDのWi-FiモデルがWindows 8.1 64bit版、128GB SSDモデル / auモデル / docomoモデルがWindows 8.1 Pro 64bit版。

なお、HP ElitePad 1000 G2シリーズは、従来モデル「HP ElitePad 900」の後継となる。本体デザインはほぼ同じで、本体に装着する「ジャケット」と呼ばれるオプション類を使ったさまざまな拡張に対応。ジャケットには、バッテリジャケットやキーボードジャケットなどがある。

HP Pro Tablet 610 G1

HP Pro Tablet 610 G1

「HP Pro Tablet 610 G1」は、WUXGA(1920×1,200ドット)表示に対応する10.1型液晶を搭載するタブレット端末。OSはWindows 8.1で、価格を抑えたスタンダードモデルの位置付け。6月下旬より発売し、直販価格(税別)は55,000円より。

上位モデルの主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3795(1.59GHz)、メモリが4GB LPDDR3-1067MHz、ストレージが64GB SSD(eMMC)。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0 LE、センサー類は加速度、デジタルコンパス、ジャイロ、周辺光。

主なインタフェースは、2Mピクセルのインカメラ、8Mピクセルのアウトカメラ、microSD/SDHC/SDXCスロット、microUSB 2.0、microHDMI(type-D)、マイク入力/ヘッドホン出力コンボポートなど。本体サイズはW259.6×D9.9×H181.8mm、重量は約652g。OSはWindows 8.1 Pro 64bit版。

下位モデルでは、OSがWindows 8.1 64bit版に、メモリが2GB LPDDR3-1067MHzに、ストレージが32GB SSD(eMMC)になる。そのほかは上位モデルとほぼ共通。