クラブツーリズムは4月23日~28日、30~69歳の男女1,000人を対象にインターネットリサーチにより「クルーズ旅に関する調査2014」を実施した。

クルーズ旅(船旅)の意向

クルーズ旅の経験者は1割強

まず、クルーズ旅(船旅)の経験や意向を聞いたところ、「経験がある」は12.0%、「行きたいと思う」は64.7%となった。タイプ別に見ていくと、旅行好き・旅行に詳しいと回答した"旅ツー(旅の通)"の78.8%、自身をリーダータイプだと回答した"リーダータイプ"の74.9%が「行きたいと思う」と回答し、非旅ツー(58.1%)や非リーダータイプ(61.1%)よりも高い割合になった。

次に、クルーズ旅についての意識について調べると、「クルーズ旅には"夢"や"憧れ"がある」に対し、63.8%が「そう思う」(「非常に」+「やや」、以下同様)と回答。また、「国内周遊プランや日帰りプランなど、気軽に楽しめるクルーズ旅プランが増えれば魅力的」に対しては、「そう思う」が71.3%となり、特に旅ツー男性では77.4%、旅ツー女性では79.9%となった。

7割弱が船酔いや体調不良の不安

続いて、クルーズ旅で魅力に感じることは何か聞いたところ「贅沢な食事」が52.9%で最も多かった。以下「ゆっくり過ごせる時間」(51.0%)、「美しい海や夜空」(44.2%)、「楽しんでいる間に観光地に到着すること」(42.8%)、「ホテル並みのサービス(ルームサービスなど)」(41.7%)、「荷物の移動がなく、観光先を手ぶらで気軽に楽しめること」(40.0%)が続いた。

一方、クルーズ旅で不安を感じることは何か尋ねると、「船酔いや体調不良」が69.7%で最も高くなり、次いで「船内の生活でどのくらいお金がかかるか」(50.1%)や「ドレスコード(船内での服装)」(49.2%)が続いた。そのほか「言語が通じるか(外国船の場合)」(48.4%)や「チップなどの船内の慣習(外国船の場合)」(47.8%)といった項目も上位となっている。

クルーズ旅で不安を感じること

旅の選定基準は目的地・周遊エリア

クルーズ旅意向者(647人)に対し、クルーズ旅の選定で重視することについて聞いたところ、「目的地・周遊エリア」が79.6%で最も高く、以下「コストパフォーマンスの良さ(お値打ち感)」(59.2%)、「客船の豪華さ(充実した設備など)」「プチ贅沢感(ちょっとリッチな感じ)」(各46.1%)が続いた。

男女別で見ると、女性は男性よりも「プチ贅沢感(ちょっとリッチな感じ)」(女性56.2%、男性37.4%)や「添乗員の同行・サポート」(女性47.8%、男性34.6%)、「カジュアル感(気軽にのびのび過ごせる)」(女性40.1%、男性30.6%)、「ネットの口コミで高評価(経験者の体験談)」(女性23.2%、男性12.9%)を重視する割合が高くなっている。

クルーズ旅を選ぶとしたら、どのようなポイントを重視しますか