日本損害保険協会中国支部は11日、広島県尾道市因島(いんのしま)の「大山神社」で開催された「自転車神社祭」で、NPO法人自転車活用推進研究会と連携し、県内外から集まったサイクリスト150名に向けて、自転車に関する交通ルールや保険について紹介したパネルを展示するとともに、チラシ「自転車事故の実態と備え」100枚を配付して、自転車の事故防止と事故に備える保険に関する啓発を行った。
大山神社は、しまなみ海道沿線の因島の土生(はぶ)町にあり、瀬戸内海の島々を見下ろす小高い丘にある773年創立の因島最古の神社。主祭神は「大山積神(おおやまつみ)の神」、別名「和多志(わたし)大神」で、古くから交易や交通を守る神とされており、現在では自転車の安全祈祷も行っている。
同日は天候に恵まれ、13時からの自転車神社祭では湯立神事で交通安全を祈願し、続いて音楽演奏や尻相撲しまなみ場所、スタンディングスティル(自転車に乗って、足をつかず、どれだけ動かず立っていることができるかを競う)や現役競輪選手とのスピード競争など盛りだくさんのイベントが行われたという。
同支部では、関係各機関と連携し、パネルやチラシを活用して、自転車事故防止を広く呼びかけ、交通事故防止に向けた取組みを推進していくとしている。