厚生労働省は14日、2014年2月分の被保護者調査の結果を発表した。それによると、2月時点の生活保護受給世帯は前月比368世帯減の159万8,818世帯となり、就職者が増えるなどの要因で減少しやすい4月を除くと、1996年9月以来、17年5カ月ぶりに前月を下回った。

生活保護受給者は216万6,381人で、過去最多を更新した前月から1,546人減少した。減少は5カ月ぶり。

被保護世帯数及び被保護実人員(各月間)(出典:厚生労働省Webサイト)

世帯別に見ると、高齢者世帯(男女とも65歳以上の世帯、またはこれらに18歳未満の未婚者が加わった世帯)が全体の約45%に当たる72万4,121世帯(前月72万3,685世帯)でトップ。以下、その他の世帯が28万7,570世帯(同28万7,874世帯)、傷病者世帯が28万550世帯(同28万1,347世帯)、障害者世帯が18万5,563世帯(同18万5,213世帯)、母子世帯が11万2,743世帯(同11万2,813世帯)と続いた。