ケイ・オプティコムは15日、MVNOとして初となるKDDIの回線網を活用した音声・データ通信サービスを6月3日より提供すると発表した。サービス名は「mineo(マイネオ)」で、電話番号の引継ぎ(MNP)やスマートフォン端末の販売にも対応するのが特徴。
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同社は高品質で低価格なインターネット接続サービスをモバイルサービスへ広げるために「mineo」ブランドを創出、大手キャリアやデータ通信を主にしたMVNOとは異なる「Low Cost Mobile Carrier(LCMC)」という新カテゴリーの形成を目指す。
その具体的なサービスとして、「mineo」を6月3日より提供する。同サービスは、音声通話、データ通信から、電話番号の引き継ぎ、スマートフォン端末まで対応しており、データ通信は、2GHz帯ほか、プラチナバンドに対応した800MHz帯のau 4G LTE回線が利用できる。データ通信速度は800MHz帯が75Mbps、2GHz帯が下り150Mbps、データ通信容量はひと月1GBで、超過した場合は、200kbpsに制限される。パケットをチャージすることで、もとの通信速度にすることも可能。取扱い端末は「DIGNO M」で今後はラインナップを増やしていく予定。
料金プランは、データ通信のみの「シングルタイプ」と音声通話とデータ通信が可能な「デュアルタイプ」の2種類を用意。「シングルタイプ」「デュアルタイプ」ともに、SIMのみの場合と端末セットの2パターンに分かれる。
月額基本料はシングルタイプで980円、デュアルタイプで1,590円。端末代金は一括払いの場合48,000円。分割払いの場合には、端末代として毎月2,000円が上乗せされる。通話料は30秒あたり20円で、このほか初期費用として3,000円がかかる。最低利用期間は利用開始の翌月から1年間で、途中解約する場合は解約精算金として9500円の支払いが生じる。
オプションサービスとして、パケットチャージが100MBあたり150円、セキュリティ対策として、。月額270円でウイルスバスターモバイルが利用可能。落下や水没による故障などの際にユーザーの負担を少なくする端末安心サポートが月額370円で利用できる。
また、同社提供の050通話アプリ「LaLa Call」の月額基本料が無料となる。050番号が無料でもてるほか、「○○○○@mineo.jp」のメールアドレスが無料で提供される。
なお、同社ではサービス開始にあたり先行予約キャンペーンも実施。スマホ端末をセットで予約の先着1000人に対し、月額基本料を最大24カ月間、980円割り引く。また、SIMカードのみを予約した人に対し、間月額基本料を最大6カ月、980円割り引く。
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