ニコンは5月14日、ミラーレスタイプのレンズ交換式デジタルカメラ「Nikon 1」シリーズの新モデル「Nikon 1 S2」を発表した。発売は6月で、価格はオープン。

パッケージは本体のみのものと、交換レンズ「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」が付属する標準パワーズームレンズキット、さらにもう1本の交換レンズ「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6」が付属するダブルズームキットの3タイプが用意される。

推定市場価格は本体のみが50,000円前後、標準パワーズームレンズキットが60,000円前後、プレミアムキットが80,000円前後(すべて税込み)。

「Nikon 1 S2」

1型センサーを採用する小型ミラーレス一眼「Nikon 1」シリーズの新モデル。上位モデルの「Nikon 1 V3」「Nikon 1 J4」と同様に、AF追従で世界最速を謳う約20コマ/秒の高速連写を実現している。また、シャッターボタン前後10コマを1秒間に連写して、残したい画像を選べる「お気に入りフォト選択」も搭載。初心者でも扱いやすい。一方で、重量は約190g(本体のみ)、厚さ29.4mmと、「Nikon 1 S1」の約197g(同)、厚さ29.7mmよりさらに軽量かつコンパクトになった。

撮像素子は有効1,418万画素のローパスフィルターレス仕様となった「スーパーハイスピードAF CMOSセンサー」を、画像処理エンジンは新世代の「EXPEED 4A」をそれぞれ搭載。ノイズを抑えた高画質な画像を実現する。撮像面位相差AFとコントラストAFをシーンに応じて使い分ける「アドバンストハイブリッドAF システム」は、位相差AFエリアの測距点73点を使用。

主な仕様は、マウントがニコン1マウントで、撮像素子が有効1,418万画素の1型(13.1×8.8mm)CMOSセンサー、対応感度がISO200~ISO12800、シャッタースピードが1/16,000~30秒となっている。

背面のモニターは3型・約46万ドットの液晶方式。利用可能な記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカード、記録形式は静止画がRAW、JPEG、動画がMOV(H.264/MPEG-4 AVC)、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット/60pだ。バッテリーはリチウムイオン充電池。

本体サイズは約W101×D29.4×H60.8mm、重量は本体のみで約190g、バッテリーとmicroSDカードを含む状態で約230gとなっている。

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