南海電鉄と高野山真言宗総本山金剛峯寺は6月29日、都内で気軽に世界遺産・高野山を体験できる限定イベント「プチ・高野山カフェin 東京別院」を、東京・高輪にある高野山東京別院で開催する。

阿字観瞑想体験

特製精進弁当も用意

同企画では、真言宗に伝わる瞑想法のひとつ「阿字観(あじかん)」の体験講座を実施。阿字観の修行は精神の集中力と想像力を養い、人間の潜在能力を呼び覚ますと言われており、密教修行の中でも重要な瞑想法だという。本堂で、阿字観瞑想指導20年以上の実績をもつ高野山真言宗相模宗務支所下千手院住職の川上修詮(かわかみしゅうせん)師が、呼吸法から指導する。

また、高野山で人気の中央食堂「さんぼう」監修の特製「精進弁当」も用意する。大豆、昆布などで出汁(だし)をとり、高野山に古くから伝わる精進出汁を取り入れた弁当は、素材本来のうまみを味わうことができる。

そのほかにも、夏の高野山の魅力や楽しみ方を紹介する「旅行案内」や「ごま豆腐」など高野山の特産品を購入できる「高野山のお土産コーナー」も設ける。また、現地の僧侶が来年4月に実施する「高野山開創1,200年記念大法会」の楽しみ方についての紹介も行う。

同イベントは午前(10時~13時30分)・午後(15時30分~19時)の2部制となっており、定員は各50人。参加費は3,800円。応募は、公式ホームページで、6月9日から受け付ける。