日本銀行は14日、2014年4月の国内企業物価指数(速報値、2010年=100)を発表した。それによると、国内企業物価指数は前年同月比4.1%上昇の105.7と、13カ月連続で前年を上回った。伸び率は2008年10月(4.5%上昇)以来の伸び。前月比でも2.8%上昇した。
消費税率引き上げの影響を除いた国内企業物価指数は、前年同月比で1.4%上昇、前月比で0.1%上昇となった。
業種別の前年同月比を見ると、全23業種のうち、22業種で上昇、1業種で低下。上昇した業種は、製材・木製品が12.0%上昇、石油・石炭製品が9.5%上昇、鉄鋼が7.3%上昇、電力・都市ガス・水道が12.5%上昇などとなった。一方、情報通信機器のみ0.1%低下した。
輸出物価指数は、契約通貨ベースでは前月比0.1%低下、前年同月比1.7%低下の98.5、円ベースでは前月比0.1%上昇、前年同月比1.5%上昇の109.1。輸入物価指数は、契約通貨ベースでは前月比0.5%低下、前年同月比1.1%低下の112.8、円ベースでは前月比0.3%低下、前年同月比2.6%上昇の127.0となった。