日本銀行は13日、「振り込め詐欺被害の損失を補てんする」などとして、個人情報を聞き出そうとしたり、金品をだまし取ろうとしたりする事件が発生しているとして、消費者に注意を呼びかけた。

同行によると、「国民保護対策支援基金」といった架空の団体から、過去の損失の補てんを申請するよう勧誘する書類が郵送され、損失補てんのために必要な手数料の払込みなどを求めたり、預金額や口座番号など個人情報を聞き出そうとしたりする手口が確認されたという。

この中には、基金に日本銀行が関与しているとする内容が記載されていたり、書類を見て連絡した人に対し、日本銀行関係者を名乗って現金の送付を指示したりする事案も報告されている。

日本銀行は、これらの事案とは一切関係がないので注意してほしいと呼びかけている。