レスリング女子金メダリストの吉田沙保里選手が、22日にBSテレビ局・Dlifeで放送される柳葉敏郎主演ドラマ『東京ガードセンター』(毎週木曜23:00~)の第7話で、初めて演技に挑戦したことが13日、明らかになった。

ドラマ『東京ガードセンター』で共演した柳葉敏郎(左)と吉田沙保里

本作は、4月10日にスタートした柳葉主演ドラマ(各話30分・全12話)。昼夜を問わず寄せられる警備システムからの非常通報に対応する「ガードセンター」を舞台に、深刻な事件からいたずらまで、迅速かつ的確な判断を下して対処する監視員たちの活躍を描いている。司令室をまとめるセンター長・戸倉真実を柳葉が演じるほか、中村蒼、高梨臨、窪塚俊介、伊藤かずえ、小野武彦、インパルス・堤下敦らが脇を固める。

吉田は第7話「人質は契約者」で、戸倉が遂行する秘密任務に関わる監視員役として登場。初のドラマ出演にも関わらず、当日に渡された台本を現場で読みながらセリフを覚えるなど、周囲も驚くほどの落ち着いた様子で初演技を披露した。一方の柳葉は、「今までになく緊張した」とメダリストのオーラに圧倒された様子。現場は笑いが絶えず、終始和やかな雰囲気で撮影は進行した。

ドラマのオファーを受け、「ぜひ出演させてください! よろしくお願いします!」と即答したという吉田。「なかなかできる経験ではありませんし、レスリングと違う世界を見るのも良い経験だと思いました」と経緯を明かし、「違った自分が見られるのは本当に楽しいですね」と充実感をうかがわせた。緊張のスタジオ入りだったが、「スタッフの皆さんに励ましていただき、とてもやりやすかったです」と周囲の支えも大きな後押しとなった。

また、初対面だったという柳葉については、「やさしい笑顔で迎えてもらい、いろいろ声をかけてくださり…。いつもドラマで拝見していて大好きな俳優さんだったので、ご一緒させていただいてとてもうれしかったです」と振り返り、「2人だけのシーンでしたが、おかげでリラックスした雰囲気で撮影に臨むことができました」とコメント。今後のドラマ出演は「今は現役のレスリング選手ですのでなかなか難しいです」と慎重だが、「引退後などにオファーがあればまたドラマに出てみたいですね。イケメンの俳優さんを相手に恋愛ドラマの主役にチャレンジしてみたいです(笑)!」と意欲を燃やしていた。