JVCケンウッドは13日、同社のカーナビ「彩速ナビ」用のHUD(ヘッドアップディスプレイ)「HU-400X」を発表した。5月中旬より発売し、価格はオープン、市場想定価格は税別100,000円前後の見込み。

「HU-400X」と取り付けイメージ

2013年5月にJVCケンウッドは、彩速ナビ「MDV-737HUD」とHUDをセットで発売した。このHUDをベースにして、最新の彩速ナビ用オプションとしたのが今回のHU-400Xだ。対応カーナビは「MDV-737DT」「MDV-Z700」「MDV-Z700W」「MDV-Z701」「MDV-Z701W」で、適合車種はJVCケンウッドのWebサイトを参照いただきたい。

同社では「D-ILA」と呼ばれるデバイスを開発し、高精細、高コントラストが特徴のハイエンドプロジェクタを販売してきた。この技術を使用してHUDを開発したため、文字や図形だけでなく、高解像度の画像も表示可能になったという。

HU-400Xは車のルームミラーに取り付けるため、ダッシュボードの形状に左右されない。また、光学ユニット/コンバイナを反転させることで、左ハンドル車にも取り付けできるようにした。

「HU-400X」の表示イメージ

HUDの画面は約92万画素0.37インチのD-ILAを使用し、7インチサイズで投影される(虚像位置は2m)。画面には右左折の矢印、3Dの交差点イラスト、ハイウェイエントランスガイドなどの情報を表示しつつ、複雑な交差点などはリアルなイラストで表示される。

本体サイズはW282×D145×H91.5mmで、コンバイナ(投影部分)のサイズはW100×D3×H70mm、質量は308g。また、リモコン受光部のある中継ボックスはW100×D30×H85mmで質量約290g、取り付け金具が約240gとなっている。