東京商工リサーチは12日、2013年「全国女性社長」調査の結果を発表した。それによると、全国256万社のうち女性社長は前年比2万136人増の28万4,581人、全国平均は同0.4ポイント上昇の11.1%となった。

同調査は、同社の経営者情報(2013年10月時点、個人企業を含む)から女性社長(病院などの理事長を含む)のデータを抽出したもの。調査は4回目。

出身大学別に見ると、日本大学が265人で4年連続1位。2位は慶応義塾大学の216人(前年2位)、3位は東京女子医科大学の209人(同6位)で、上位30位には女子大学が10校ランクインした。

女性社長の出身校(出典:東京商工リサーチ)

都道府県別では、東京都が7万2,109人で4年連続トップとなり、以下、大阪府の2万5,315人、神奈川県の1万9,283人と続いた。一方、最も少なかったのは鳥取県の1,126人だった。

産業別社数に見た場合、宿泊業や介護事業などを含むサービス業他が11万1,977社(39.3%)で最多。次いで、小売業が4万3,538社(15.3%)、不動産業が4万302社(14.2%)となった。

女性社長の名前では、1位が「和子」の4,000人で4年連続トップ。2位は「幸子」の3,330人、3位は「洋子」の3,269人となり、上位3位は前年と変化はなかった。