ドイツのポルシェAGはこのほど、4月の販売状況について発表した。全世界で好調な業績を記録し、この1カ月だけで1万6,300台を販売。好調だった昨年同月の数字を7%上回った。これにより、2014年の4月までの新車販売台数は5万5,000台を超え、前年比5.2%の増加となった。
こうした好調な販売を牽引しているのが、グランツーリスモの「パナメーラ」。世界的に需要の高まりを見せており、今年に入ってから現在までの売上げ17%アップという、最も高い伸び率を示している。
市場別の販売台数では、すべての地域で増大を記録。中でもポルシェにとって2番目に大きなマーケットである中国で勢いが再燃し、販売台数は1万3,300台に達した。これは前年同時期の12%増となる。欧州での販売も好調で、1万7,800台の車両を販売し、前年同時期の8%増となった。
注目の「マカン」は欧州と中東で4月から販売が開始され、すでに2,000人のオーナーが誕生している。今回の集計ではわずかな構成比となっているが、今後はポルシェ全体の販売を飛躍させるモデルとなることは確実だ。また、「ボクスター」「ケイマン」には「GTS」が、「911」には「タルガ」が間もなく登場する予定で、これらのモデルもポルシェの業績を加速させることが期待される。