楽天グループの楽天カードはこのたび、4月24日に台湾金融監督管理委員会から、台湾におけるクレジットカード発行会社の設立許可を取得。楽天カードが海外でクレジットカード発行会社の設立許可を取得できたのはこのたびが初めてとなり、今秋までに台湾でのクレジットカードの発行を目指すと発表した。

楽天グループでは2008年にeコマース事業で初めての海外展開となる台湾に参入し、2009年からはトラベル事業も展開しているという。日本と同様に台湾においても、様々なサービスで共通の楽天会員IDで利用可能なロイヤルティプログラムである「楽天スーパーポイント」を提供しており、これにより楽天のサービス利用と回遊性を促進する「楽天経済圏」が形成され、台湾におけるブランド認知も向上してきているという。

台湾ではクレジットカード発行会社が多く過当競争が進み、クレジットカード会社設立の申請手続きなど新規参入のハードルが高い状況にあると言われている。

このたび台湾における楽天グループの経済的貢献が評価され、12年ぶりに台湾金融監督管理委員会からクレジットカード会社の設立許可が供与された。

「年会費無料」「ポイントの高還元」を基本コンセプトとする楽天カードは、楽天グループの各種サービスだけでなくリアル店舗においても利便性に優れたクレジットカードとして、楽天会員に利用されているという。楽天カードは、台湾においても現地に根ざした利便性の高いサービスを提供し、地域経済の活性化に貢献していくとしている。