自分で言うのもなんだけど、顔もまあまあだし、仕事だってできる。料理も得意だし、子どもも大好き。でも男には「かわいげがない」って言われる私。なんだよ、かわいげって……。今回はマイナビニュース会員のうち女性200名に、結婚するのに自分に足りないと思うものについて考えてもらった。
Q.結婚するのに自分に足りないと思うものはありますか?
はい 66.5%
いいえ 33.5%
Q.それは何ですか? それが足りないと思うのはどうしてですか?
■合わせる力
・「柔軟性と協調性: 他人と暮らすのはそういう部分が大事だと思うので」(30歳女性/不動産/事務系専門職)
・「協調性: 一人暮らしをしていて、何でも好きな時間に好きなことをしているので、いまさら誰かと住んで協調することができないと思うので」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「気配り」(34歳女性/医療・福祉/専門職)
・「人に合わせる力: 自己中過ぎるから」(31歳女性/その他/その他)
■結婚への意志
・「結婚したいという意欲」(25歳女性/商社・卸/技術職)
・「決断力」(27歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)
・「覚悟、中途半端な気持ちではできないので」(35歳女性/その他/事務系専門職)
・「手が届かない縁を諦めて、今手に入りそうな縁に満足する勇気」(32歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「最後の押し!」(30歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
■まずは恋愛から
・「恋愛力」(23歳女性/その他/その他)
・「社交性だと思います……感情を表に出すのが苦手だからです」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「価値観の合う相手」(26歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「人間としての魅力、全くモテないので」(27歳女性/情報・IT/技術職)
・「積極性: 積極的に異性に接しないので異性と接点がないからいまだに結婚できていない」(33歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
■男性に対する心配り
・「相手への気遣いが足りない:相手のことを考えるのが面倒で1人でいる方が楽だと思うことがよくあるから」(27歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「やさしさがない」(23歳女性/医療・福祉/専門職)
・「控えめな態度」(25歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)
・「尽くす力」(39歳女性/不動産/事務系専門職)
・「包容力」(31歳女性/医療・福祉/専門職)
・「母性本能、物事にクール」(27歳女性/小売店/販売職・サービス系)
■家事能力
・「家事をこなす能力」(25歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「家庭力」(22歳女性/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
・「料理力、簡単な料理しか作れないから」(27歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「片付けが苦手……疲れて帰ってくると、何もできずに部屋が散らかってゆきます」(28歳女性/学校・教育関連/その他)
・「女子力、すべてがめんどくさい」(31歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
■自分磨きから
・「自信: 気配りする力、コミュニケーション能力、周りとうまくやれる力がないような気がするので」(22歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)
・「自立心、人に頼りっぱなしだから」(25歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「社会で生きていく力」(21歳女性/学生/その他)
・「独立性」(22歳女性/建設・土木/技術職)
■結婚に先立つものは
・「お金、結婚資金がない」(27歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「経済力」(24歳女性/情報・IT/技術職)
・「倹約」(26歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「金銭的な寛容性、けちすぎるのでパートナーとやっていくには必要」(31歳女性/学校・教育関連/営業職)
・「生活力: お金の管理の仕方、使い方などをもっと学んで節約していきたい」(27歳女性/医療・福祉/専門職)
■総評
結婚するのに自分に足りないと思うもの、回答で最も多かったのは「相手に合わせる力」というものだった。誰かと一緒に暮らしていくには「強調性」「気配り」「思いやり」が必要。けれど、1人が楽すぎて人に合わせるのが面倒、男に合わせるくらいなら結婚しなくていい、と感じている女性が多いようだ。実際、結婚は「妥協」「忍耐」「自分を殺すこと」「自己犠牲」なんてネガティブな言葉も多く見られ、なかなか結婚に踏み出す気になれない女性たちの気持ちが透けて見える。
そのままズバリ「結婚願望」「意志」「覚悟」が足りない、という声も多かった。そもそも結婚以前に、恋愛から始めなきゃ……という現実的な声も。積極的に男性とコミュニケーションし、さまざまな経験を積んで、価値観の合う男性、人生のパートナーを見極める目を養うのは、非常に大事なことだろう。
「やさしさ」や「母性本能」「尽くす気持ち」「家事能力」「料理のスキル」など、男性から求められるだろうものが自分にはない、と困っているような回答も多かった。女性たちも「女性らしさ」のイメージに捕らわれてしまっているように思える。なんでも1人でできる女性なのだろう、「弱さ」なんて回答もあった。
まったく正反対に、結婚するには自分自身の「自立心」「独立心」が必要と感じている人もいた。また、家計を預かるに当たって、もっと「経済観念」や「生活力」を身につけたい、という勉強家の人も。実際、家事一般の中で、このお金の管理能力が最も重要かもしれない……。
なにも男性は、結婚相手に「良妻」で「賢母」で「スーパーカリスマ主婦」で……といくつもの役割を完璧にこなすことを求めているわけではないはず。女性ももうちょっと気楽に、結婚に対する完璧主義的な考えを外してみてはいかがだろうか。
(文・アリウープ 中嶋絵里)
調査時期: 2014年4月10日~2014年4月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
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