俳優の阿部寛、女優の上戸彩、武内英樹監督が11日、都内で行われた映画『テルマエ・ロマエII』の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。
主演の阿部は、開口一番「みなさん、この顔見飽きたでしょ!?」と笑いを誘いつつ、「この作品に出会って幸せ。みなさんに喜んで頂くために頑張ったので、色んなところでウケててうれしいです」と上機嫌。本作は、公開から15日間で観客動員数223万人、興行収入28.7億円を突破しており、前作を上回る大ヒットに、上戸は「阿部さんのやる気と顔芸が増していたので、良い結果が出るんじゃないかと思ってました。天狗な気分になれそうです」と満面の笑みを見せた。
舞台あいさつでは、全国浴場組合の村西彰副理事長から感謝状が贈られたほか、草津温泉の湯が入った"テルマエ特製鏡開き"も行われ、樽に手を突っ込んだ上戸は「あったか~い!」と大喜び。また、この日は"母の日"ということもあり、最後にメッセージを求められた上戸は、「母は石垣島出身なのに、私は何で顔が濃くないんだろうと思ってた。でも、薄い顔に産んでくれてありがとう!」と笑わせると、阿部も「天国のお母さん、この顔に産んでくれてありがとう。イタリア人にも認められました」と感謝を述べていた。
ヤマザキマリの同名漫画を実写化した本作は、2012年に公開された映画『テルマエ・ロマエ』に続く完結編。古代ローマの浴場設計技師・ルシウス(阿部)は、浴場建設のアイデアに悩み、再び現代の日本にタイムスリップ。"平たい顔族"の真実(上戸)らに再会したルシウスだったが、ローマ帝国分断の危機に巻き込まれる――というストーリーで、映画は全国公開中。