オールアバウトが運営する「生活トレンド研究所」は4月9日~12日、首都圏(1都3県)在住でフルタイム勤務の20~59歳の男性894人を対象に「男性の身だしなみとニオイ」に関するアンケート調査を実施した。
男性の半数以上が美容に関心あり
まず、美容への関心度を尋ねると、20~40代は6割以上が、50代は5割以上が「ある」と回答した。また、自身の身だしなみに気をつけているかどうかを聞いたところ、6割以上が「気をつけている」と答えた。職業別で見ると、特に「経営者・役員」層が他とくらべて「気をつけている」が1割程度多い結果となっている。
「身だしなみ」で気をつけていることについては、「寝ぐせなどヘアスタイルの乱れ」(69.5%)、「ヒゲの剃り残し」(60.8%)、「鼻毛」(60.3%)といった、顔や頭部のほか、「口臭」(61.5%)、「不快な体臭がしないか」(52.4%)といった"ニオイ"まわりもケアしていることが分かった。
また、"ニオイ"について気になるかどうかを聞くと、全年代ともに5割以上(20~30代は6割以上)が「気になる」と回答。ニオイを気にしている人に対し、どのような対策をとっているかを聞いたところ、20~30代では「こまめに制汗剤を使用している」、40~50代では「こまめにハンカチやタオルで汗を拭くようにしている」が最も多い結果になった。
自身の周囲に「ニオイ」が気になる人がいるかどうか尋ねると、4割は「いない」と回答したが、3割が「会社の同僚」、2割が「会社の上司」と回答した。さらに、その「ニオイ」を指摘するかどうかについては、上司・同僚が相手だと約4割が、友人や家族であっても約3割が「指摘できない」と回答している。
指摘できない理由としては、「関係を壊したくない」「言うと関係がこじれそうだから」「ニオイについて指摘できるほどの信頼関係がないから」といった"関係性"を理由にするものや、「加齢臭だから仕方ない」「指摘して改善されるものではないと思うから」「許容範囲であれば仕方ないと思う」といった"あきらめ"が挙げられた。