女優の長澤まさみが10日、都内で行われた映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』初日舞台あいさつに、出演者の染谷将太、伊藤英明、マキタスポーツ、矢口史靖監督らとともに登場した。
本作は、『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』などのヒット作を世に送り出した矢口監督の最新作。林業という未知の世界に飛び込んでしまった都会育ちの若者の成長と淡い恋を軸に描く。
主人公を演じた染谷は「この映画の現場で僕は青春をしました。僕は東京生まれの東京育ちで普段勇気と同じような生活を送っていたので、実際に山の中で林業を体験して、役者以前に人として大きなものを得ることができました」と作品に挑戦した感想を語った。ヒロインを演じた長澤は、「個性豊かでゆかいな仲間達が生き生きと描かれている映画になっているので、この映画を見てうれしい気分や元気になってもらえたらうれしいです」と笑顔でアピールした。
最も好きなシーンについて聞かれると、染谷は「犬のマウンティングのシーンが本当に大変だったんですよ。なかなかしてくれるものでもなくて、すごいコミュニケーションを取って、本番でマウンティングするんだぞって話して…」と話すと、伊藤に「本当にそこでいいの?」と突っ込まれ、会場は大爆笑に。長澤は「子どもに黙れ! と言ってパチンと叩くシーンがあって見事一発OKだったんですけれど、本番に本気で叩いたら、子どもが予期していなかったみたいで叩いた瞬間に泣いちゃって謝ったことがあって。撮影時も楽しくてかわいかったし、見ていても面白いしかわいいし、何とも言えないシーンですごく好きです」とエピソードを明かした。
また、本作は日本の森林の魅力や森林づくり、木を使う事の大切さを広く伝えていく役割を担う映画として『緑の特命大使』に任命された。林芳正農林水産大臣が登場し、任命状が贈呈されると染谷は「任命状なんて初めていただきました。いつでも呼んでいただければ木を切りにいきます」とコメントして会場の笑いを誘っていた。