TDKは8日、M.2スロットおよびSLC NANDフラッシュに対応可能なSSD「SNG4A」シリーズを発表した。64GBまでの容量ラインナップが可能としており、8月より発売する。

SNG4Aシリーズ

産業用途向けのSSDで、TDKは産業用マザーボードでもより小型のM.2採用が促進されると見込む。SNG4Aシリーズは長期使用と信頼性を重視し、書き換え寿命が長いSLC NANDフラッシュを搭載可能としつつ、自社開発のコントローラ「TDK GBDriver RS4」を用いて2通りのKey ID(Key BとKey M)に対応させた。

また、高い信頼性を保つためにDRAMキャッシュをあえて省きながら、最大でリード215MB/秒、ライト95MB/秒の高速性能を実現している(SLC NANDフラッシュで4チャンネル接続の場合)。インタフェースはSerial ATA Revision 2.6 Specification準拠のSATA Gen.1(1.5Gbps) / Gen.2(3.0Gbps)で、NCQ、Trim、S.M.A.R.T.をサポートしている。

そのほか、全領域の書き換え回数をカウントして均一化するスタティック・ウェアレベリング、Enhanced ECC(標準で71bit/1KByte、最大で71bit/512Byte)、ECCエラー時に読み出し電位を変更するリードリトライ、同一データの連続を避けてビットエラーを発生しにくくするデータランダマイザ、オートリカバリによるエラー修復、AES 128bit暗号化など、高度な機能を備える。