ついに日本でも利用可能になった「iTunes Match」。PCのiTunesに蓄えた楽曲をスキャンし、iTunes Storeで取り扱いのある曲と同じと判定されれば、iCloudからAAC/256kbps/DRMなしのオーディオとしてダウンロードできるようになる。iPhoneユーザにとっては、楽曲をPCから転送する必要がなくなるうえ、つねに楽曲がディスクを占有することがなくなるメリットがある。

iPhoneでiTunes Matchを有効にすると、PCから転送された曲はすべて削除される。ストリーミングライクに利用できるところがメリットだが、いちど再生した曲はiPhone上にキャッシュされるため、ディスクを消費する。次々曲を再生すると、次第にディスクの残り容量は乏しくなっていくというわけだ。

ダウンロードされた楽曲データは、『ミュージック』アプリの領域に保存される。他のアプリ同様、『設定』→「一般」→「使用状況」の順にタップしてアプリが使用するストレージを表示し、『ミュージック』の領域を削除すれば削除できるが、使用状況を一覧するまでには数十秒ほど待たされてしまう。iTunes Matchでは楽曲データがiCloud上に保管されているため、削除しても再生すれば何度でもダウンロードできるが、この削除する作業が少々ストレスだ。

iTunes Matchでダウンロードされた楽曲データを削除する、もっと効率のいい方法がある。それは、iTunes Matchをオフにして、再びオンにすること。これでiPhoneにキャッシュされた楽曲データは一瞬で削除され、ディスクの空きが復活するはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 『設定』を開き、「iTunes & App Store」をタップする

2 iTunes Matchをオフ(スイッチを緑から白)にすると、iCloudからダウンロードされた楽曲データがただちに削除される

3 もういちどスイッチをオン(白から緑)にして、iTunes Matchを有効にしておく

4 iTunes Matchのスイッチをオフ→オンしたあと『ミュージック』の使用状況を確認すると、ディスク消費量がゼロになっていることがわかる

(提供:iPad iPhone Wire)