KDDIは、2014年夏モデルとなる新製品として、スマートフォンを6機種、タブレットを2機種を5月15日より順次発売する。記者発表会で最新モデル8機種に触れる機会を得たので、それぞれの特徴と、どんなユーザーにオススメできるかを紹介していこう。前編では「isai FL」「Xperia ZL2」「GALAXY S5」の3機種について触れる。
また、タブレットでは、10インチタブレットとして世界最薄最軽量を実現した「Xperia Z2 Tablet」と、カラーにこだわった8インチタブレット「ASUS MeMO Pad 8」を新たに発表した。
記者発表会でこれらの最新モデル8機種に触れる機会を得たので、それぞれの特徴と、どんなユーザーにオススメできるかを紹介していこう。前編では「isai FL」「Xperia ZL2」「GALAXY S5」の3機種について触れる。
「isai FL」
auオリジナルスマートフォン「isai」シリーズの第2弾となる「isai FL」。まず目を引くのは超高精細な5.5インチの大画面だ。ここ数年のスマートフォンは大画面化が著しく、5.5インチってそれはもうタブレットなのでは……と思わないでもないが(ファブレットなんて新ジャンルもあるくらいだし)、挟ベゼル技術と背面にかけてラウンドしている持ちやすいボディ形状のおかげで、まだギリギリ片手で持てるサイズを維持しているのは立派である。これだけ画面が大きければ、電子書籍や地図、ブラウザの視認性などはかなり良好だろう。
また、解像度についてはフルHDの1920×1080ドットの約1.8倍となる、2560×1440ドットのWQHDディスプレイを搭載している。タッチ&トライ会場ではルーペを使ってフルHDとの違いをアピールしており、たしかに拡大すると精細感がぜんぜん違う。とはいえフルHDでも十分といえば十分なので、これ以上はオーバーテクノロジーな気がしないでもないが……そうはいっても画面がより綺麗であるに越したことはない。
「isai FL」の特徴はもう一つ。端末を"振る"ことで様々な効果を発揮する「isaiモーション」だ。たとえば写真ギャラリー画面で端末を振ると、複数枚の画像がコラージュされ、1枚の画像に編集される。さらに振ると、編集画像がランダムで変化していくという機能だ。
これだけだとお遊び的な機能で終わってしまうが、便利なのはホーム画面で振ることで、現在位置周辺のレストランやクーポン、auスマートパスなどの情報を呼び出せること。出てくる情報は食べログやShufoo!など提携サイトのものが使われているようだ。この他にもよく使うアプリを起動したり、壁紙とアイコンが切り替わるなどの機能がisaiモーションに搭載されている。
必要かどうかはさておき、他のモデルにはない独自性を持った機種であることは間違いない。他のキャリアにはないauオリジナルスマートフォンということもあり、新しもの好きで個性を主張したい人に向く機種である。