函館市企業局交通部は、6月15日に実施する「市電運転体験会」の参加者を募集している。路面電車の運転席に座り、駒場車庫内の約100m区間を3回運転する体験企画だ。
この体験会ではまず、路面電車に乗車して本線上の信号やポイント、運転操作を見学。その後、DVDの映像や資料などを通して機器取扱いや運転操作について学ぶ。続いて、模擬運転台で操作を学ぶ「乗務講習」、指導運転士による見本運転を見学する「指導講習」を受け、実車(8000形)による運転体験に移る。運転体験の際は指導運転士が横に付く。技能試験も実施され、合否は当日手渡されるとのことだ。
函館市電の運転体験会に過去5回以上参加している場合は、「乗務講習」を免除し、実車での運転回数を3回から5回に増やすという。また、今回で5回目になる参加者には、「運転士見習」と記載された名刺を発行する。
参加者には、顔写真や運転した車号などが記載された運転体験証明書、運転体験説明書、記念文字入り乗務用白手袋、市電1日乗車券、鉄道むすめキーチェーンが記念品として贈られる。参加費は5,000円。中学生以上で、自分で運転席に座れることが参加の条件。定員は第1部(9~12時)・第2部(13~16時)ともに各15名。申込みは往復はがき、または函館市電公式ページの専用フォームにて受け付ける。申込み多数の場合は抽選となる。