マイクロソフトは9日、5月14日に公開するセキュリティアップデートの事前情報を公開した。深刻度「緊急」2件、「重要」6件の計8件のセキュリティ情報が公開されている。14日に、「5月のセキュリティ情報」として置き換わる予定。
緊急の2件は、Internet Explorer(IE)やサーバ向けソフトウェアSharePoint ServerやOffice Web Appsなどに影響し、リモートでコードが実行される脆弱性に対処するもの。重要の6件はMicrosoft Officeでのコード実行やキュリティ機能のバイパス、Windows OSおよび.NET Frameworkでの特権の昇格などの恐れがある脆弱性に対処する。
なお、今回の事前情報では、5月2日に緊急公開されたInternet Explorerのゼロデイ脆弱性に対処するセキュリティ情報(MS14-021)は含まれていない。また、今回のセキュリティ更新プログラムの対象にWindows XPやOffice 2003は含まれない。