エムティーアイは5月8日、「睡眠と女性ホルモンの関係」に関する調査の結果を発表した。対象は同社の健康情報サイト「ルナルナ」会員1,872名。「生理中の眠気」などについて、3月にインターネット調査を行った。
「毎日の睡眠に満足しているか」という質問に対しては、「満足している」と答えた人は9.1%と少なく、半数近くにあたる44.3%が「満足していない」と回答した。「平均睡眠時間」に関しては1位が、「6時間」(35.1%)、2位が「7時間」(26.8%)、3位が「5時間」(17.6%)という結果になった。
続いて、「睡眠にどんな不満をもっているか」という質問をしたところ、「朝、なかなか起きることができない」(24.5%)が最も多く、「ぐっすり眠った感じがしない」(24.2%)、「睡眠時間が足りない」(18.3%)と続いた。「快眠のためにどんな工夫をしているか」については、上から「必ず湯船につかる」(18.1%)、「就寝前にリラックスする」(14.8%)、「室内の照明にこだわる」(13.5%)だった。
「睡眠についてどんな不満を抱えていますか」 |
「快眠のために工夫していることはありますか」 |
これに対し同社は「睡眠と女性ホルモンには深い関わりがある」とし、アンケートで「女性特有の体調の変化によって眠気が起きたことがあるか」を聞いたところ「生理前」「生理中」に眠気を感じると答えた人が全体の75.1%にのぼったという。
同社は「眠気には、女性ホルモンのプロゲステロンが影響しています。女性ホルモンには大きく分けて、月経周期をコントロールするエストロゲン(卵胞ホルモン)と、プロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあります。プロゲステロンには眠気をきたす働きがあり、プロゲステロンが分泌される時期には眠くなることが多いようです。また妊娠初期にも分泌量が増えるため、10.2%の人が答えた「妊娠中」の眠気も、プロゲステロンの増加が理由だと考えられます 」とコメントしている。
「女性特有の体調の変化によって眠気が起きたことがありますか」 |
「女性ホルモンUPのために心がけている生活習慣を教えてください」 |
肌のハリ・ツヤや女性らしいボディーラインを保つのに欠かせない「女性ホルモン(エストロゲン)をアップするために心がけていること」に関しては、上位2つが「カラダを温める」(19%)、「湯船につかる」(16.9%)だった。次に「よく眠る」(12.6%)があがった。「エストロゲンの分泌を低下させてしまう原因のひとつに、睡眠不足があります。そのため12.6%の人が答えた「よく眠る」は、エストロゲンを増加させるためには有効な方法です」(同社)