第67回カンヌ国際映画祭オープニング作品としてのワールドプレミアが決定している女優のニコール・キッドマン主演『Grace of Monaco』(原題)が、『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』という邦題で10月に日本公開されることが8日、明らかになった。
本作は、人気絶頂でハリウッドを去りモナコ公妃となった元女優グレース・ケリーが、公国存亡の危機に手を添えた知られざる感動の物語。『めぐりあう時間たち』でアカデミー賞を獲得したニコール・キッドマンがグレース・ケリーを演じ、夫のレーニエ公を『海の上のピアニスト』のティム・ロス、歌姫マリア・カラスを『カルメン』のパス・ヴェガが、さらに『フロスト/ニクソン』のフランク・ランジェラらも出演する。
結婚から6年たった1962年、社交の場で女性が政治に意見するのは"アメリカ流"だと皮肉られ、グレース・ケリーはいまだにモナコ宮殿のしきたりになじめずにいた。失意のグレースが映画監督ヒッチコックからのハリウッド復帰の誘いに心を動かされた時、夫のレーニエが公国存亡の危機に直面する。グレースは、自分にしかできない秘策を考え、完璧な公妃の"役作り"に励み、各国の指導者を招いたパーティという"舞台"を用意。グレースが自ら書いた"脚本"のクライマックスとなる運命のスピーチとは…。
本作は、5月14日~25日に開催される第67回カンヌ国際映画祭のオープニング作品として、初日14日に公開される。なお、監督は『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のオリヴィエ・ダアンが務める。
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