ソニーモバイルコミュニケーションズは5月8日、10.1型のAndroidタブレット「Xperia Z2 Tablet」を国内向けに発表した。KDDIと沖縄セルラーから発売するLTE/3Gモデルでは、フルセグのTV放送の視聴・録画が可能となっている。
Wi-Fiモデルの「Xperia Z2 Tablet SGP512JP」は、ソニーマーケティングより5月31日に発売し、価格はオープン、店頭価格は税別55,500円前後と予想される。
フルセグのTV視聴・録画機能は、LTE/3Gモデルの「Xperia Z2 Tablet SOT21」のみが対応する。Wi-Fiモデルの「Xperia Z2 Tablet SGP512JP」は対応していない。フルセグ用のアンテナを本体に内蔵しており、録画データをmicroSDカードに保存する仕組みだ。
オーディオ機能ではハイレゾ音源の再生に対応。別売のUSBホストケーブルを通じてDACにデジタル出力することもできる。また、周囲の騒音を約98.0%カットできるデジタルノイズキャンセリング機能や同社独自のバーチャルサラウンド技術「S-Forceフロントサラウンド」を搭載する。
メインカメラには、約810万画素の裏面照射積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を採用している。新しいカメラアプリでは18種類のクリエイティブエフェクト、ARエフェクト、背景ぼかし機能などを追加している。
本体の厚さは約6.4mm、重量はWi-Fiモデルで約426g、LTE/3Gモデルで約439gと、10型以上のタブレットにおいて世界最薄・最軽量を実現(同社調べ)。IPX5/8相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能を備えている。
10.1型でフルHD解像度(1,920×1,080ドット)のディスプレイには、「トリルミナスディスプレイ for mobile」、新開発の「Live Color LED」を採用しており、幅広い色再現領域とより鮮やかな表示を提供する。同社独自の超解像技術「X-Reality for mobile」も搭載している。
主な仕様は、プロセッサがクアッドコアのQualcomm Snapdragon 801 (2.3GHz)、メモリが3GB、ストレージが32GB、OSがAndroid 4.4 (Kitkat)。通信機能としてIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0、NFCなどを備える。インタフェースはmicroUSB、MHL3.0、microSDカードスロットなど、GPSも搭載している。バッテリの容量は6,000mAh、駆動時間はWi-Fi Web閲覧時で約11時間(Wi-Fiモデル)。