マイボイスコムは4月1日~5日、1万759人の男女を対象に「食と家族のコミュニケーション」に関するインターネット調査を実施した。

家族と朝食を食べる頻度

毎日家族と朝食を食べる人は4割弱

まず、同居家族の有無を調査したところ、家族と同居している人は87.2%であった。そのうち、同居家族と一緒に朝食を「毎日」食べる人は全体の35.8%、家族と同居している人の4割強となった。「家族と一緒の時間に食べない」は14.7%で、10代が他の年代より多くなっている。

家族そろって夕食を食べる頻度について聞くと、「毎日」が28.8%、「週1~2日」が21.3%となっている。50代以上や夫婦のみの世帯では「毎日」、夫婦と子供のみの世帯は「週1~2日」が他の層より多くなっている。

家族そろって夕食を食べる頻度

家族全員での夕食、休日は7割、平日は5割以下

次に、休日の夕食をともにする家族について聞いたところ、「家族全員」と食べる人は70.1%で、男性40代や女性30代では8割弱を占めた。「誰かがいない状態」は19.4%で、男性10・20代では3~4割、女性10代では5割弱となっている。朝食を家族と一緒に食べる頻度が高い層では、夕食を家族全員と食べる人が多く見られた。

また、平日の夕食では「家族全員」は46.3%で、男性5割弱、女性4割強となっている。「誰かがいない状態」は31.9%で、女性の方が多い傾向があった。男性では10代で多く、30・40代で少なくなっている。「1人で食べる」は全体の18.8%で、男性30・40代で3割強を占めた。

平日の夕食時にいないことが多い家族を聞いたところ、「配偶者」(46.2%)、「子ども(大学生、社会人)」(28.2%)、「自分の父親」(10.3%)などが上位にあがっている。10・20代は「自分の父親」、女性30・40代では「配偶者」が多く見られた。

平日の夕食時、いないことが多い家族

家族と一緒に夕食を食べる頻度の変化について尋ねると、1年前から増えた人は11.3%、減った人は16.5%、「変わらない」が69.4%であった。頻度が変化したきっかけは、「自分や家族の仕事内容の変化」「生活パターンの変化」「在宅時間の増減」などが上位にあがり、頻度が増えた人では「同居家族構成の変化」が多い傾向にある。