ソニーモバイルコミュニケーションズは8日、10.1型のAndroidタブレット「Xperia Z2 Tablet」の国内発売について発表した。Wi-Fiモデルはソニーマーケティングより5月31日に発売し、価格はオープン、店頭価格は税別55,500円前後と予想される。LTE/3GモデルはKDDIおよび沖縄セルラーより発売する。

Xperia Z2 Tablet

Xperia Z2 Tabletは、2月にスペイン・バルセロナで開催されたMobile World Congress 2014にて発表された製品だ。厚さは約6.4mm、重量はWi-Fiモデルで約426g、LTE/3Gモデルで約439gと、10型以上のタブレットにおいて世界最薄・最軽量を実現(同社調べ)。IPX5/8相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能を備えている。

国内向けのLTE/3Gモデルでは、フルセグのTV放送を視聴・録画することが可能となっていることも大きな特徴だ。フルセグの録画には、microSDカードを別途必要とする。

10.1型でフルHD解像度(1,920×1,080ドット)のディスプレイには、「トリルミナスディスプレイ for mobile」、新開発の「Live Color LED」を採用しており、幅広い色再現領域とより鮮やかな表示を提供する。同社独自の超解像技術「X-Reality for mobile」も搭載している。

オーディオ機能では、ハイレゾ音源の再生に対応するほか、周囲の騒音を約98.0%カットできるデジタルノイズキャンセリング機能や同社独自のバーチャルサラウンド技術「S-Forceフロントサラウンド」を搭載。スピーカーをフロント面に配置している。メインカメラには、約810万画素の裏面照射積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を採用している。

主な仕様は、プロセッサがクアッドコアのQualcomm Snapdragon 801 (2.3GHz)、メモリが3GB、ストレージが32GB、OSがAndroid 4.4 (Kitkat)。通信機能としてIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0、NFCなどを備える。インタフェースはmicroUSB、MHL3.0、microSDカードスロットなど、GPSも搭載している。バッテリの容量は6,000mAh、駆動時間はWi-Fi Web閲覧時で約11時間(Wi-Fiモデル)。

クリックで拡大とスライドショー