光学機器メーカーのビクセンは16日、東京都港区で開催される「星空をたのしむ会」に協力し、天体望遠鏡や双眼鏡を使った火星、土星などの観察会を開催する。宇宙航空研究開発機構(JAXA)とのコラボレーションにより、人工衛星の観察にも挑戦するという。

「星空をたのしむ会」イメージ (C)246COMMON

今年打ち上げた人工衛星の観測にチャレンジ

「星空をたのしむ会」は季節の星座や月、惑星などを楽しんでもらおうという催しで、今回の開催が8回目。来場者はビクセンスタッフによる星空の解説を聞きながら、同社が用意した天体望遠鏡や双眼鏡などによる観測を体験できる。

今回は4月14日に地球に最接近した火星、環が特徴的な土星を中心に観測予定。運が良ければ木星も建物の陰から観測できる可能性がある(月・土星は観望会終盤の観測予定)。

また、JAXA職員によるレクチャーを受けながら、2月28日に打ち上げたばかりの人工衛星「GPM(ジーピーエム)主衛星」を観察予定(19時40分頃通過予定)。さらに、24日に打ち上げ予定の人工衛星「だいち2号」(ALOS-2)についての紹介も行う。

美しい輪を持つ土星の観測に挑戦 撮影:加藤保美氏

会場は東京都港区南青山3-13 246COMMON。日時は16日19時~21時。雨天や曇天の場合は19日に変更。参加費は無料で、開催時間中会場への出入りは自由。望遠鏡や双眼鏡の持ち込みも可。

※写真提供:ビクセン