建築・土木図書を専門に出版する彰国社は6月初旬、アルミ建材メーカーのYKK APの「窓研究所」が行う活動「窓学」の成果研究のひとつである、書籍『窓から建築を考える』を刊行する。
「窓学」の研究成果を書籍化
YKK APは、2007年に窓に特化した独自の「窓学」研究をスタートし、2013年に「窓研究所」を設立。窓に関する専門知識を収集・保存し、社会へ発信・提言してきたという。
窓は本来、採光や換気の役割を持っていたが、照明、空調、材料といった技術発展とともに役割が多様化。建築デザインや思想にも反映されてきた。同書は、日本・西洋の建築・芸術・美術の歴史の見取り図を横断的に描き、そこから窓に対する価値観の移行について考察。「窓の変遷」を軸に、日本・西洋建築史をひも解く一冊になるとのこと。