アイドルグループ・モーニング娘。’14の鞘師里保、譜久村聖らが2日、都内で行われた、ミュージカル『LILIUM~リリウム 少女純潔歌劇~』の製作発表会見に出席した。
本作は、ハロー!プロジェクトが立ち上げた劇団・演劇女子部によるミュージカル作品。吸血種の少女たちが療養する施設を舞台に、少女失踪の謎を解き明かす――という内容で、モーニング娘。'14メンバーのほか、スマイレージ、ハロプロ研修生を加えた総勢16人が出演する。ミュージカルは、6月5日から東京・サンシャイン劇場で、同月20日から大阪・森ノ宮ピロティホールで公演予定。
会見には、鞘師、譜久村のほか、キャストの鈴木香音、石田亜佑美、佐藤優樹、工藤遥、小田さくらがゴシック風の衣装で登場。主演を務める鞘師は、「美しい花もいつかは枯れるという愛憎劇。全員がヴァンパイアを演じます」とあいさつし、鈴木は、「私の体型をイジるネタも見どころ」と自虐アピール。出演者全員がヴァンパイアという役柄だが、石田が「ヴァンパイアがヴァンパイアを噛むと自分に従わせることが出来る」とほくそ笑むと、鞘師は「私は噛まれて言いなりになりたい。よく気が強そうと言われるから、かまって欲しい」とMっ気を告白していた。
そんなモーニング娘。'14は、リーダーの道重さゆみが、今秋にグループを卒業することを発表したばかり。会見後の報道陣の取材で、発表の前日に卒業を伝えられたことを明かした鞘師は、「道重さんはなくてはならない存在なので、ドッキリかと思った。想像がつかないし、悲しくて涙が出ました」と振り返りつつ、「私たちに『頼もしくなった』と言ってくれたので、あと半年間でもっと学んで力にしたい」と心を新たに。一方、サブリーダーの譜久村も、「動揺しててあんまり考えたくない」と心境を語るも、「私たちの世代で終わらせる訳にはいかない。モーニング娘。'14らしい中毒性のある面白さを大事にしたい」と気を引き締めていた。