MM総研は「スマートフォン市場規模の推移・予測」(2014年4月)を発表した。同調査によると、2014年3月末におけるフィーチャーフォンとスマートフォンの契約数シェアはおよそ半々で、フィーチャーフォン53%、スマートフォン47%とスマートフォンのシェアが拡大してきている。
端末契約数(フィーチャーフォンとスマートフォンの合計契約数)は1億2,202万件で、前回調査(2013年10月)の1億1,877万件から325万件増加。そのうちフィーチャーフォンは6,468万件で、全体に占める割合は53%。前回の57.8%から4.8ポイント減少した。スマートフォンは5,734万件で、全体に占める割合は47%。前回の42.2%から4.8ポイント増加し、フィーチャーフォンとスマートフォンが約半分ずつという結果になった。
携帯電話契約数(上記端末契約数に回線契約タブレット・データ通信カード・通信モジュール等の契約数を加えた合計)は2014年3月末において1億4,413万件で、日本の総人口への普及率は113.4%であった。内訳はフィーチャーフォンが6,468万件で44.9%、スマートフォンが5,734万件で39.8%、タブレットが427万件で3.0%、データ通信カードが1,001万件で6.9%、通信モジュール等が783万件で5.4%。
また、スマートフォンの契約数をOSごとに見てみると、Androidは前回調査の3,157万件から3,274万件と増加はしたが、全体に占める割合は63.0%から57.1%と5.9ポイント減少。iOSは前回の1,787万件から2,394万件と増加し、全体に占める割合も35.6%から42.0%と6.4ポイント増加。iOSの増加には、2013年9月にドコモからiPhoneが発売されたことが関係しているとMM総研は指摘している。
今後の端末契約数について、2019年3月末には端末契約数が1億4,529万件となり、そのうちスマートフォンの割合は70.9%になるとMM総研は予測している。フィーチャーフォン契約数も4,000万件規模を維持するとしている。