日本銀行は2日、2014年4月のマネタリーベース(日本銀行券発行高、貨幣流通高、日銀当座預金の合計値)を発表した。それによると、4月末のマネタリーベース残高は225兆5,347億円と、前月末(219兆8,855億円)より約5.7兆円増加し、3カ月連続で過去最高を更新した。同行は、2014年末に残高を270兆円まで増やす方針を立てている。
内訳は、日本銀行券発行高が87兆1,376億円(前月86兆6,308億円)、貨幣流通高が4兆5,990億円(同4兆5,868億円)、日銀当座預金が133兆7,981億円(同128兆6,679億円)。
併せて発表した4月のマネタリーベース平均残高は前年同月比48.5%増の222兆795億円となり、14カ月連続で過去最高を更新した。
内訳は、日本銀行券発行高が前年同月比3.5%増の86兆389億円、貨幣流通高が同1.1%増の4兆5,936億円、日銀当座預金が同112.2%増の131兆4,470億円。