AgileBitsのパスワード管理ソフト「1Password」のMac版に、同社が4月16日に開始したHeartbleed対策サービス「Watchtower」が組み込まれた。
Heartbleedは、オープンソースのSSL/TLS実装ライブラリOpenSSLに見つかった脆弱性だ。脆弱性を抱えていたWebサイトから、ユーザーIDやパスワード、セッションIDといった情報が漏洩している可能性がある。Watchtowerを使うと、Heartbleedの影響をWebサイトごとに調べられる。
Watchtowerが統合されたのは、Mac版1Passwordのバージョン4.4。デフォルトではオフになっており、環境設定またはセキュリティ監査セクションでオンにする。ユーザーが登録した全てのログイン情報のチェックが行われ、パスワードをすぐに変更すべきログインがセキュリティ監査セクション内の「Watchtower」にリストされる。実際にパスワード管理に使用しているMac版1Passwordで試してみたところ、80件の登録ログインのうち、パスワードの変更が必要だったログインは34件だった。
なお、リリース時期は不明だが、AgileBitsはWindows版の1PasswordにもWatchtowerを組み込むという。