JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は30日、Adobe Flash Playerの脆弱性(APSB14-13)に注意喚起した。米Adobe Systemsが現地時間28日に公開した更新プログラムを受けたもので、該当の脆弱性を悪用すると、第三者による遠隔操作でユーザーのAdobe Flash Playerを不正終了させたり、任意のコードを実行したりできる。この脆弱性を悪用した攻撃も確認されている。

Adobe Systemsの更新のセキュリティ通知ページ

影響を受けるプログラムは、下記のバージョン。このうちWindowsおよびMac、Linux、Windows用のInternet Explorer 10/11、Google Chrome向けの優先度は最高の「1」となる。最新のGoogle ChromeやInternet Explorerをダウンロードすると、更新プログラムが自動的に適用される。

  • Adobe Flash Player 13.0.0.182およびこれ以前(Windows)

  • Adobe Flash Player 13.0.0.201およびこれ以前(Mac)

  • Adobe Flash Player 11.2.202.350およびこれ以前(Linux)

バージョンの確認は、「Adobe Flash Player:Version Information」から、アップデートはFlash PlayerのFlash Playerダウンロードセンターから行える。