カカクコムが運営するグルメサイト「食べログ」は、消費増税と外食費に関するアンケート調査を実施した。対象は同サイトユーザーで、11,773名から回答を得た。

消費税増税による外食費の変化について

約3人に1人が「外食費削減派」

増税後の外食費(1カ月間の夜の外食費)について、「特に変わらない」(64.9%)と答えた人が最も多かった。一方で、外食費を「少し減らす」(27.5%)、「かなり減らす」(7.2%)と答えた人も合計で約35%おり、約3人に1人は外食費の削減に動いていることが明らかになった。

減らすのは「1人での外食」

外食費を減らす意向の人に、具体的にどのような外食シーンで減らしているのか聞いたところ、最も多かった回答は「1人での外食」(65.4%)で、後に「大切な人との普段の外食」(38.4%)、「同性の友人との外食・飲み会」(28.7%)、「会社の同僚との外食・飲み会」(28.4%)が続いた。

予算を減らす意向のある外食シーン

記念日と女子会は外食費維持!

外食費を減らす意向の人に、例外的に費用を維持・増やしている外食シーンについて聞いたところ、「家族や恋人など、大切な人との記念日の外食」(43.3%)が最も多かった。また、女性の回答者を見ると、「同性の友人との外食・飲み会」(24.0%)という回答が「記念日の外食」(48.4%)に次いで多く、「女子会重視」の傾向も見られた。

例外的に予算を維持もしくは増やしている外食シーン

「維持派」の理由は?

増税後も外食費を変えない人にその理由を聞いたところ、「外食が好き」(43.7%)、「満足度の高い外食をしたい」(36.0%)など、食へのこだわりを感じさせる回答が上位に挙がった。自由回答でも「気分転換」や「人脈作りや情報交換」などが挙げられ、外食について、単なる食事ではなく自身のライフスタイルの充実と捉えている人が多いことがわかった。その他にも、「外食費を見直しても大した削減にならない」(37.0%)という回答も多かった。

外食費を変えない理由